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冨田宏治関西学院大学法学部教授

1959年、名古屋市生まれ。名古屋大法学部卒。名古屋大法学部助手、関西学院大法学部専任講師、助教授を経て99年から現職。専門は日本政治思想史。原水爆禁止世界大会起草委員長も務める。「核兵器禁止条約の意義と課題」など著書多数。「維新政治の本質」を22年3月に上梓。共著に「今よみがえる丸山眞男」「自公の罪 維新の毒」など。

(8)低投票率には強い組織化されたポピュリスト 大阪市内の得票は67万票で固定化

公開日: 更新日:
「大阪都構想」は2度も否決された(C)日刊ゲンダイ

 維新の支持層は、大阪の街において深刻化する貧困と格差の拡大を背景に、「年寄り」「病人」「貧乏人」への敵意や憎悪をあおられ、「勝ち組」意識を抱いた中堅サラリーマン層や自営上層の人々である。そして維新が大阪における選挙で圧倒的な強さを見せるのは、こうしたコアな支持層を組織化し、固定… 

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