自民・茂木氏の維新“口撃”「身内に甘い政党」に松井代表「薄っぺらい幹事長」と即反撃した裏
このケンカ、どう決着がつくのか。自民党の茂木幹事長と、維新の会の松井代表との間でバトルが勃発している。
発端は、茂木幹事長が8日、大阪市で街頭演説し、維新の会について「身内に甘い政党だ」と批判したことだ。橋下徹元大阪府知事を念頭に「維新の創設者はロシア寄りの発言を繰り返している。維新の国会議員は間違っていると言うべきだが、身内に何も言えない。身を切る改革ではなく、身内に甘い政党だ」と痛烈に批判した。
ケンカを売られた維新の松井代表は、早速、9日、「橋下氏は民間人だ。与党の幹事長が言論弾圧しろというのか。薄っぺらい幹事長だ」と応戦している。
松井代表がすぐに反応したのは、“痛い”ところを突かれたからだ。維新にとって“橋下発言”は、大きなネックとなりはじめている。
「自民党の茂木幹事長は、橋下発言を“ロシア寄り”と批判しています。確かに“橋下発言”を疑問視する声は多く、その余波を受けて維新も失速している。NHKの直近の世論調査による政党支持率は、立憲5.0%、維新3.5%でした。もう、維新にかつての勢いはない。茂木幹事長は、いまが維新を叩く攻め時だと計算しているのでしょう。実際、維新にとっても“橋下発言”をネチネチ攻められるのは、痛いはずです」(政界関係者)