尼崎市「46万人個人情報USB紛失」見落としがちな問題と教訓にすべきネットリテラシー
兵庫県尼崎市が全市民約46万人の個人情報が入ったUSBメモリを紛失した騒動は、24日になってUSBが見つかったが、それで一件落着……となるわけがない。23日に市が行った緊急会見の内容がコントのようだと話題になっている。
紛失したUSBには、氏名、郵便番号、住所、生年月日、性別、住民となった年月日などが記録されていた。委託業者の関係社員がデータ移管作業のために必要なデータを記録したUSBメモリを無断で持ち出し、居酒屋で飲酒後、居酒屋から1キロ以上離れたマンション付近で寝込み、22日午前3時ごろに起床した際、かばんの紛失に気づいたという。
さらに会見で記者からの質問に答えた際、尼崎市の担当者が「英数字13桁」「毎年パスワードを変えている」とパスワードのヒントとなるような答えを言ってしまい、ネットでは<どこから突っ込んでいいかわからない><この程度のレベルで担当課長、そりゃ漏洩する><事の深刻さ、つまりセキュリティーへの意識の高さがあればこのような事は口走らない>と尼崎市役所への情報リテラシーの低さを指摘する声が相次いだ。