著者のコラム一覧
藤倉善郎ジャーナリスト

1974年、東京都生まれ。カルト問題を20年以上にわたり取材。2009年にニュースサイト「やや日刊カルト新聞」を創刊し、総裁就任。著書に「『カルト宗教』取材したらこうだった」など。「徹底検証 日本の右傾化」(塚田穂高編著)、「だから知ってほしい『宗教2世』問題」などの共著も多数。

世界救世教の分派「救世神教」はコロナ禍前から“ワクチンは劇薬”と主張していた

公開日: 更新日:

 ところが前出の麻疹集団感染である。さすがの教団も同年1月、ウェブサイトに謝罪文を掲載し、「保健所の指導に従う」と表明した。

■麻疹を集団感染させて謝罪も…

 しかし3カ月後の4月、筆者が三重県の本部に行ってみると、いまだに売店で“反医療”の冊子が販売され、そこにはこう記されていた。

〈麻疹や百日咳は、母胎中で栄養分と共に吸収した古血や汚物の浄化であり、大いに喜ぶべきことである〉(「いきいきライフ 信仰・食・運動健康の基」から)

インフルエンザワクチンは、ほとんど効かない〉(「いきいきライフ補足編2 大浄化に備えて-原発事故・新型インフルエンザ対策-」から)

〈インフルエンザ・ワクチンは、毒薬に次ぐ強い毒性を持つ劇薬〉(同前)

 保健所の指導を受けながらも、教義は変更できないようだ。

 その一方で、鈴木エイト氏のこんな証言もある。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か