新型コロナは「集団免疫」に近づいた? 第8波の感染者数“爆発常連”の沖縄が少ない理由
「集団免疫」に近づいているのか──。新型コロナウイルス第8波が猛威を振るっている。4日の新規感染者数は8万9566人。先週の日曜日より8981人減ったが、直近7日間平均は増加傾向が続いている。
第8波で特徴的なのが、感染爆発の“常連”だった沖縄の感染者数が少ないことだ。3日までの1週間平均の10万人あたりの感染者数は245人と47都道府県で最も少ない。1位の宮城1043人の4分の1だ。
なぜ、第8波で沖縄の感染者数は激減したのか──。ヒントになりそうなのがコロナへの感染によってできる抗体の保有率だ。
■抗体保有率1位は沖縄
厚労省は今年11月6~13日に献血に訪れた全国の16~69歳の男女8260人について血液中の抗体の有無を調べた。全国で26.5%と4人に1人が感染したことになる。2~3月に東京、大阪、宮城、愛知、福岡の5都府県で行った前回調査では、1.49~5.65%と低い抗体保有率だったから、4月以降の第7波で一気に感染が広がったことがうかがえる。