わが家の相続問題を相談するなら…1位は「弁護士」、では3位と5位は?
遺産相続に関するトラブルが年々、増加傾向だ。富裕層だけの話かと思えばそうではなく、資産1000万円以下で争いになっているケースが3割以上にものぼる。他人事ではなさそうだ。しかし、誰に相談すればいいのか。漠然とした不安を抱える人は少なくないだろう。
ワケあり不動産の買い取り再販業を行う不動産会社「AlbaLink」(東京・江東区)は、2022年12月から23年1月、家族・親族の相続について考えたことがある10~60代の500人に、相続の不安に関する意識調査をインターネットで実施。相続の問題が生じた場合、相談しようと考えている相手を聞いたところ、やはり専門家が上位に。
1位は弁護士。相続人同士でもめてしまった場合、弁護士はもめごとの専門家なので正確な対応ができるだろうと期待されている。万一、裁判に発展したときも安心ではある。
2位は税理士。相続税の算出・納税や、節税を考え税の専門家を頼りたい、と考えるようだ。
3位は専門家ではなかった。自治体だ。弁護士や税理士に相談するのはお金がかかるし、何となくハードルが高いと感じ、まずは「なんでもタダのお役所」ということだろうか。相続の知識ゼロという人は、自治体のサービスを利用して、まずは相続税の基本を教えてもらうのは悪くはない。