栗山監督を支える名経営者・稲盛和夫氏の言葉 WBC優勝を導いた「信じ抜く」の原点
WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で侍ジャパンは世界一に輝いた。列島は熱狂に包まれ、「元気をもらった」「前向きに生きたい」との声が相次いだ。栗山英樹監督の評価は高まるばかりで、選手を信じ抜く采配に注目が集まった。名将を支え続けたひとりは昨年8月に死去した名経営者・稲盛和夫氏だった。
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東京ドームの1次ラウンドで不振だった村上宗隆を最後まで信じ続けた栗山監督に、20代の大学生は「信じ抜く大切さを教わった」と言う。
準決勝のメキシコ戦は村上の一打でサヨナラ勝ち。試合後の会見で栗山監督は「世界をビックリさせるバッターであると僕は信じてきた」と語っている。
「あそこまで選手を信じるのは難しいことです。信念を貫く姿勢は見事でした。侍ジャパンの優勝で日本はお祭り騒ぎ。経済効果は膨大で、低迷していた株式市場も活気が戻った感じがします。日経平均の3万円突破は近いと思います」(経済評論家の倉多慎之助氏)