岸田首相の“お笑い”AI戦略 マイナカード運用グダグダなのに「サミットで活用議論を主導」
「サミットで合意し、『広島AIプロセス』を早急に始動させたい」──。今週末に広島G7サミットが控える中、岸田首相は15日、報道各社のインタビューに応じ、「チャットGPT」などの生成AIのルール作りについて意気込みを語った。足元ではデジタル後進国ぶりを発揮しているのに、大丈夫か?
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AI活用をめぐる岸田首相の気合はハンパじゃない。従来「G7議長国として(AIの)共通理解やルール作りにリーダーシップを発揮することが求められる」と表明し、15日のインタビューでも「日本が議長として責任ある形で活用の議論を主導し、今後の道筋を示したい」と気張っていた。
しかし、いくら鼻息が荒くても、とてもじゃないが日本がデジタル分野やAI活用の議論を主導できる立場ではない。マイナンバーカードの普及をゴリ押ししている割に、まともに運用すらできていないからだ。
マイナカードをめぐっては、15日も新たなトラブルが判明。新潟市によれば、コンビニでマイナカードを使って印鑑登録証明書を発行した際、廃印処理したはずの印鑑証明書が交付されるトラブルが12日までに3件確認されたという。