遺体の頭部発見も顔面は激しく損傷…釣り人を襲ったのは“人食いヒグマ”なのか?
ヒグマが駆除された現場付近から性別不明の遺体の頭部が見つかり、その顔面は男女の判別がつかないほど、激しく損傷していたという。
北海道幌加内町の朱鞠内湖で、14日早朝から釣りに来ていた興部町の西川俊宏さん(54)が行方不明になった事件。北海道警は遺体の一部が西川さんとみて、身元の確認を進めている。
幻の魚「イトウ」が釣れることで有名な朱鞠内湖は、マニアの間では人気の道内屈指のスポット。14日午前5時過ぎ、シュマリナイ湖ワールドセンターのスタッフが、西川さんを船に乗せ、約6キロ離れた釣り場まで送り届けた。午前9時ごろ、スタッフが時間通り迎えに行くと西川さんの姿はなく、携帯電話もつながらなかった。スタッフは約30メートル離れた場所で釣り用の「胴長靴」をくわえたヒグマを目撃。釣り場にはリュックのほか、釣り竿やライフジャケットが残されていた。
翌15日の午後1時ごろ、猟友会のハンターや消防隊員、町職員ら15人が船で現場に向かい、人の頭部を発見。午後3時35分、体長約1.5メートルのオスのヒグマ1頭を駆除した。