(2)手持ちの炊飯器でお米をおいしく炊く3つのコツ 注意すべきは「水」なのだ
日本にとってお米は特別。先日催された「現代日本デザイン100選」で、1番目に展示されていたのが昔の炊飯器。他におひつ、土鍋炊飯器も展示されており、改めてお米は特別なものだと感じました。
6月は新型炊飯器が発売される時期。新モデルは確かに最新技術でおいしく炊けます。しかし今お持ちの炊飯器もよく考えて作られています。今回はお米をおいしく炊くコツです。
◆炊飯器の種類は3つ
今販売されている炊飯器は、「マイコン」「IH」「圧力IH」の3種類。
価格差も大きく、「マイコン」は数千円から、「圧力IH」は十数万円と、2ケタもの価格差です。
「マイコン」の熱源は「ヒーター」。熱制御は「マイコン」。技術的にも枯れており、だからこそ1万円を切る価格で販売できるのです。
「IH」は熱源を高性能にして蓄熱性の高い「内釜」、最適な「プログラム」を組み合わせたモデル。5万円以下で買えます。
「圧力IH」は、IHモデルにお米の「吸水」他を考慮し「圧力」を加えています。江戸時代、プロはお米をとぎ吸水させる「研ぎ師」と「炊き師」がいました。給金は味をより左右する研ぎ師の方が高かったとか。江戸時代、夏場のお米の乾燥=劣化は防げません。それをサポートする研ぎ師が重視されたのは納得いきますね。