インバウンド効果でフーゾク業界にも異変…「10万円チップ」「ジャパニーズ素股、What?」

公開日: 更新日:

コロナ後、外国人からの問い合わせは2倍に

 この飛田新地と並んで需要が多いのが、ホテルに気楽に呼べるデリヘル嬢。そのデリヘル業界でもフーゾク遊びをする外国人の評価はうなぎ上りだというのだが、その理由はカネ離れのよさだ。

 長期観光やビジネスで来日する外国人は総じてリッチで、宿泊するホテルは高級シティーホテルの1泊5万~10万円級。日本のデリヘル嬢を呼ぶのは高級コールガールと遊ぶ感覚らしく、プレー時間は2時間、3時間とたっぷり。お酒を飲みながら、自動翻訳機を片手に、「ジャパニーズ素股、ホワット?」なんて会話やプレーを楽しむらしい。

 大阪のデリヘル経営者によると、コロナ後、外国人からの問い合わせは2倍に増え、客100人のうち5人が外国人。そして売り上げは全体の10%になるそうで、いまや「太客」と呼ばれ始めている。

「女の子は、外国人客に違和感がないどころか、気前がいい、ガツガツしていない、ロングタイムで遊んでくれると人気です。ひところ、“外国のお客さんに呼ばれて行ったら10万円のチップをもらえた”という噂が女の子たちの間で広まったことも拍車をかけています」(先の経営者)

 外国人客の急増を受けて、店側としても、外国人客オーケーのデリヘル嬢を増やすことが急務になっているらしい。

 フーゾク嬢を見下し、料金をケチって遊ぶことしか考えないニッポンのオジサンは、いよいよもって排除される日が迫っているようだ。

 (ライター・山田錦)

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋