「家族全員、死ぬかも…」衝突炎上したJAL機 恐怖と混乱の5時間…乗り合わせた本紙社員が振り返る

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 ようやく21時半頃に番号が呼ばれ、6階のギャラクシーホールへ移動したが、こちらも大混乱ですし詰め状態。日本航空の職員から「説明がある」と言われていたが詳細の説明はないまま、22時過ぎに「今日中に帰りたい人は受付をして列に並んでください」とアナウンス。列に並び、手続きを終えたのは22時25分だった。事故発生から約5時間で帰路へつけたことを考えると、スタッフ皆さんの努力の賜物だと思う。

 翌日の1月3日、日本航空から連絡があり、機内の荷物、預けた荷物のどちらも返ってこないことが告げられた。家の鍵や子どもたち2人の急病に備えて持っていた母子手帳、妻の財布などほとんどものがなくなってしまった。会社支給のパソコンも恐らく溶けて消えただろう。だが、生きていただけ良しと思うようにしなければ。

(文・撮影=中西直樹/日刊ゲンダイ

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