「家族全員、死ぬかも…」衝突炎上したJAL機 恐怖と混乱の5時間…乗り合わせた本紙社員が振り返る

公開日: 更新日:

「生きてた……」

 家族と泣きながら抱き合い、燃え盛る飛行機を呆然と眺めていた。

 しばらくするとCAから「もう少し機体に近づいて、10人単位になって座ってください」との指示。しかし、「爆発したらどうするんだ!」と乗客たちは近づくのを拒み、それぞれが散り散りの状態が続いた。

 18時30分頃、「消防車のあとについて来てください」と言われ、ゾロゾロと消防車のあとをついて歩く。が、特にどこに到着するでもなく、なんとなく機体から離れた場所で待機の時間が続く。寒空の下で約1時間「待機」の状態が続いた。そこで、近くにいた女性が私の長男にタマゴボーロをくれた。長男は大喜び。また9カ月の次男にも別の女性が毛布を貸してくれようとしてくれるなど、乗客同士の優しさが身に沁みた。

 外に出て1時間以上が経過。さすがに寒さの限界を迎えた18時56分にバスが到着し、バスに乗り込む。バスで人数確認などがおこなわれ、待機の時間が続いた。19時17分にバスがターミナルへ出発。しかし、ターミナル付近でまたも「待機」の指示。トイレに行きたい子どもなど緊急の人だけが先に降車してトイレへ。私と家族は19時45分にひとりひとりに配られた番号札を持ってターミナルの中へ入ったものの、ターミナル内は大混乱。何をすれば良いのかわからず、ウロウロするしかなかった。しばらくすると個人情報を書く紙が配られ、記入しながらまた待機の時間が続く。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 暮らしのアクセスランキング

  1. 1

    東大出身の小林政調会長は日本史を学ぶべき「2600年以上続く男系継承」は歴史なのか神話なのか…皇室典範改正で浮かんだ疑問

  2. 2

    北陸新幹線の延伸ルート「桂川案」に決定でも難航必至…問題解決の奇策「フリーゲージトレイン」の可能性を考えてみた

  3. 3

    暫定措置は7月で終了へ…「資格確認書」「マイナ保険証」迫るタイムリミットの対処法

  4. 4

    今も続く「皇室典範」は出来の悪い法律…男の側に不妊の原因を求める発想がなかった時代の産物だ

  5. 5

    飛行機に乗ることが目的でいいのか? 『沸騰ワード』人気企画「マイル修行旅」に向けられる厳しい視線

  1. 6

    「元祖」2店もタモリもマツコもバラバラ…シーズン到来の冷やし中華は具材もタレも我流がうまい

  2. 7

    Netflixで話題「古畑任三郎」 伝説の神回《動機の鑑定》に描かれる古美術界のリアリティーに迫る

  3. 8

    オランダ訪問の晩餐会での天皇のスピーチと雅子皇后…"旧宮家"に求められる「皇室外交」と担い手の難しさ

  4. 9

    司法試験へのパソコン導入で「変わること」「変わらないこと」

  5. 10

    松下洸平「電撃婚」のお相手も?「プロ彼女」の“日陰”すぎるリアル

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希をヤンキースが強奪へ…大谷翔平&山本由伸を奪われた名門が企んだ雪辱戦

  2. 2

    AKIRA版はなかったことに? 反町隆史GTO放送開始で荒ぶる「2012年派」

  3. 3

    ゾンビたばこ広島に黒田博樹監督待望論 「打てない、守れない、人気ない」三重苦で新井監督はクビ不可避

  4. 4

    佐々木朗希は一軍復帰1試合でまた抹消…どれだけ脆弱でもドジャースが欲しがったワケ

  5. 5

    近藤真彦「合宿所」の思い出&武勇伝披露がブーメラン! 性加害の巣窟だったのに…「いつか話す」もスルー

  1. 6

    “令和の武器商人”こと小泉進次郎防衛相の「核ありき発言」に自民国防族もカンカン

  2. 7

    ついに1ドル=163円突入で「円安倒産」ラッシュ深刻懸念…すでに前年同期から3割増

  3. 8

    中森明菜のタモリ評「心の底からホッとします」は国民の総意か? サングラス姿と性格的な3要素

  4. 9

    「24時間テレビ」放送1カ月前に日テレ局内に流れる微妙な空気…猛暑の中の星野真里マラソンに大逆風

  5. 10

    震災で家族を心配する選手たちに星野監督が怒号「おまえらは野球だけしとりゃあええんじゃ!」