ラブホから「体験」労働の誘い…清掃時に床に落ちたコンドームは素手でつかんだゴミ袋に

公開日: 更新日:

ラブホ清掃編(3)

「一度体験しませんか」──。求人サイトを通じて、都内のラブホテルからこんなメッセージを受け取ったのは2023年7月のことだった。それまで数軒のホテルのバイト面接を受けてはいたが、実際に働いてほしいという要請を受けたのは初めて。何か持参するものはないかと質問メッセージを送ったら、「サンダルを持ってきてください」とのこと。どんな仕事なのか。興味津々で出かけた。

「面接及び体験にまいりました」とフロント嬢に告げると、すぐに店長の山田氏(仮名)が奥から現れた。

「わざわざすみません。場所はすぐに分かりましたか?」と気を使ってくれる。

 事務所が狭いということで、1階の客室に入って面談。私がうっかりベッドの上にカバンを置くと、「カバーをきれいにセットしたばかりなので、カバンはご遠慮ください」と注意を受けた。ベッドメーキングを学ぶ体験入店に来ながら無神経なことをしたと反省させられた。

 聞けばこのホテルも人手不足に悩んでいるとか。時給1100円とそれほど待遇が良くないため応募者が少ない。おまけに70代の清掃スタッフ(男性)がコロナにかかって休んでいるため、すぐにでも人を補充したいとのこと。現在は女性社員のご主人が暇を見つけて清掃を手伝っているそうだ。話を聞いているうちに緊急事態に直面しているという印象を受けた。山田氏が低姿勢で迎えてくれたのは、そうした背景があるからだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎(3)「北島ファミリー」の長女・原田悠里が語る御大

  2. 2

    「マクドは健康保険と年金に加入できてよかった」 シニアが働き続けるために必要なこととは?

  3. 3

    徳川光圀(1)水戸黄門は全国漫遊などしていない 主に出かけたのは江戸と領地の往復

  4. 4

    東京・蒲田の2駅結ぶ蒲蒲線、大田区と地元を取材して分かった実現のハードルと地元の思い

  5. 5

    東京・大井町、OIMACHI TRACKSと対照的な東小路飲食店街、商店街理事長が直面する2つの問題

  1. 6

    NHK夏の音楽特番「うたであえたら」は北川景子のMCが見事 カオスと化した近年の紅白はお手本に

  2. 7

    「山口組」抗争指定解除へ、それでも対立は続く…6代目幹部「喜ぶのは早い」

  3. 8

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  4. 9

    止まらない高市首相SNS発信に官邸総動員の実態…この週末は3日間で11連投も「ゴキブリ」投稿で大炎上

  5. 10

    清水アキラさんが三男急死の直前に語っていた“せがれ”のこと 良太郎さんに口説かれものまねショー復帰