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黒岩泰株式アナリスト

山一証券、フィスコなどを経て、2009年4月に独立。独自理論である「窓・壁・軸理論」をもとに投資家に、株式・先物・オプションの助言を行う。著書に「究極のテクニカル分析」「黒岩流~窓・壁・軸理論」など。

重大事故を起こせば大金を失う…「自動運転」が免許証自主返納のカギを握る

公開日: 更新日:

「上なのか下なのか、はたまた右なのか左なのか、まったく見分けがつかない! なんでこんな問題を出すんだ! 分かるわけないだろう!」

 いったいこれは何なのか。そう、これは運転免許センターでの「視力検査」である。アルファベットのCのマーク(ランドルト環)が近づいてきて、約2秒で答える。

「カープ? レッズ?もしかして中央大学?」

 そんなことはどうでもいい。とにかく小さいしボケてるし、まったく見分けがつかない!

 最近は高齢者による交通事故が増えている。年をとると認知・運動機能が低下し、重大事故を引き起こしやすくなるからだ。親子が亡くなった池袋暴走事故は記憶に新しいところ。

 そこで警察が力を入れているのが、高齢者による免許証の自主返納だ。「運転すべきではない人」に対して、免許証の返納を促している。心配した家族からの相談も多いという。

 なぜ、そんなに真剣なのか──。それは、万が一、重大事故でも起こしたら大変だからだ。本人のみならず家族をも巻き込み、人生が大きく狂ってしまう。なので、こういった「予防的措置」がとられている。

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