スマホに人生を奪われている人の処方箋…SNSやニュースに浪費する時間の減らし方

公開日: 更新日:

 何かの目標に向かって努力している時に、結果が早く出ないと焦ってしまうことはないだろうか? そんな時にどんな考えを持てばいいのか。自費出版から異例の全米ベストセラーとなった『THINK STRAIGHT』の邦訳版で、意思決定のスキルや集中力、精神の明晰さを手に入れるのに役立つ考え方やテクニックを盛り込んだ『まっすぐ考える 考えた瞬間、最良の答えだけに向かう頭づくり』(サンマーク出版)から一部抜粋、再構成してお届けする。

◼️気を散らさず集中力を保つ方法

 最近読んだ記事に、ニュースアプリの利用が2020年を境に爆発的に増えたと書いてあった。ニュースサイトの閲覧者が増え、そして閲覧者がサイトですごす時間も増えている。記事を読んだとき、私はすぐ「その通りだろう」と考えた。自分をふり返ればわかることだ。2020年より前と比べ、あなたはネットニュースを見ることが増えただろうか? 少なくとも私は増えた。

 しかし、増えたのはニュースの閲覧だけではない。ほんの数年前と比べても、日々の生活で集中を妨げるものがどんどん増えている。私がそれに気づいたのは、いつも自分の行動や、他人の行動を観察しているからだ。私たちのまわりには、集中を妨げるものがたくさんある。その大きな理由は、以前より「脅威」とされるものが増えたからだ。

 例をあげよう。

・インフレ
・地政学的な緊張
・景気後退
・株価の下落
・犯罪率の上昇

 あなたが住んでいる場所ではどうだかわからないが、一般的に言えるのは、誰もが以前よりピリピリしているということだ。みんな、いつもどこかへ急いでいるように見える。他人の行動を観察し、変化に気づくのは簡単だ。しかし相手が自分となると、それと同じことをするのは難しい。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」