米アラスカ航空機内でフラミンゴのふ化器が故障! その時CAは…

公開日: 更新日:

 米アラスカ航空のベテラン客室乗務員のアンバー・メイさんは昨年8月、米ジョージア州アトランタからワシントン州シアトルに向かう便で、乗客から極めて珍しいリクエストを受けた。

 乗客はシアトルのウッドランドパーク動物園の上級飼育員で、フラミンゴの卵6個をふ化器に入れて運んでいたが、ふ化器が故障。何とか卵を温める方法はないものだろうかという。

 しばし考え込んだアンバーさん、グッドアイデアを思い付いた。

 ゴム手袋に温水を入れ、こぼれないように入れ口を縛り、卵を保温したのだ。アンバーさんはシアトルに到着するまで、温水入りの手袋を何度も取り換え、作戦は見事に成功!

 ウッドランドパーク動物園は「卵は、故障したポータブルふ化器の中では5時間も持たなかったはず。貴重な卵を安全に運べたのはクリエーティブな思考のおかげで、心から感謝します」という声明を出した。

 そして先日、動物園から連絡があった。卵は無事にふ化し6羽のヒナはすくすく成長している、ついてはアンバーさんに、ヒナのうちの1羽に名前を付けていただけないだろうか、というのだ。

 アンバーさんはヒナに孫娘と同じ名前の「サニー」と名付けた。写真は命名式のために同動物園を訪れたアンバーさんとサニーちゃんだ。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」