#確定申告ボイコットが猛拡散!自民裏金51議員「政倫審」出席に難色で国民から怨嗟の炎

公開日: 更新日:

 今週の国会は衆院政治倫理審査会(政倫審)の開催をめぐり、与野党の攻防激化が必至だ。野党は先週末、自民の裏金聞き取り調査の対象となった安倍・二階両派の衆院議員51人全員の出席を要求。これだけ多数の弁明を求めるのは異例だが、派閥ぐるみの裏金づくりの悪質性が前例のないほど高い証拠である。ところが、当事者である安倍派の幹部たちは出席の意向について、ノラリクラリ。煮え切らない態度に、SNSでは「確定申告ボイコット」との怒りの呼びかけが猛拡散している。

  ◇  ◇  ◇

 野党が政倫審出席を強く求める安倍派の幹部連中は揃いも揃って後ろ向き。進んで出席する意思はまったくみられない。

 安倍派幹部5人衆のひとり、裏金2728万円の萩生田前政調会長は「拒むものではない」と言いながら、「どういう話をする必要があるのか、私が話せることなのか、分からなければ対応できない」とエラソーに条件をつけた。同じく5人衆で裏金1542万円の世耕前党参院幹事長も、参院での政倫審開催の申し立てを見越し「党で出るべきだという話になれば出る。ただ、その位置づけや線引きはロジックが必要だ」と強弁した。

「悩みのタネは出席者の線引きです。例えば5人衆の西村前経産相の不記載額は100万円にとどまるが、安倍派の事務総長経験者。一方、萩生田さんも世耕さんも不記載額は1000万円を優に超えても、事務総長の経験はない。事務総長経験者の高木前国対委員長が出席に難色を示しているのを意識してか、2人とも『事務総長は不適切な慣習を廃止できる立場にあった』『野党も派閥における実態を知りたければ歴代の事務総長に聞いて欲しい』と暗にほのめかしているのでしょう」(自民党関係者)

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2

    夏の京都に異変! 訪日客でオーバーツーリズムのはずが…高級ホテルが低調なワケ

  3. 3

    中日ポスト立浪は「侍J井端監督vs井上二軍監督」の一騎打ち…周囲の評価は五分五分か

  4. 4

    不倫報道の福原愛 緩さとモテぶりは現役時から評判だった

  5. 5

    ヒロド歩美アナ「報ステ」起用で波紋…テレ朝とABCテレビの間に吹き始めた“すきま風”

  1. 6

    中日立浪監督「ビリ回避なら続投説」は本当か…3年連続“安定の低迷”でも観客動員は絶好調

  2. 7

    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し

  3. 8

    夏休み到来! 我が子をテレビやゲーム、YouTube漬けにしない「割と簡単にできる方法」

  4. 9

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 10

    新庄監督は日本ハムCS進出、続投要請でも「続投拒否」か…就任時に公言していた“未来予想図”