春から盛んにPRされる犬の「フィラリア症」血液検査は毎年必要なのか?

公開日: 更新日:

 しかし、当院でかかりつけのワンちゃんなら、薬の確認と心臓の聴診で検査は完了。心臓の音に問題がなければ、薬を処方して終わります。もしフィラリアが心臓に感染して成長しているとすると、心音が乱れることから判断できるのです。その場合、高価な血液検査は必ずしも必要なく、培養検査で十分なことがほとんどです。

 これが可能なのは、かかりつけ医としてワンちゃんの状態を把握しているからで、初診の飼い主さんが「血液検査ナシで薬を処方してください」と言っても無理なお願いです。診察ナシで処方はできません。

(カーター動物病院・片岡重明院長)

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か