【月山祐寿司】(大阪・千鳥橋)“親分肌”の現店主は創業300年近い超老舗で腕を磨いた

公開日: 更新日:

どれもツヤがあり、色鮮やかで軟らかい

「仕入れ先は組合が仕切る中央を捨て、そこを辞めた数軒の小さな魚屋に絞っている。どこもいい魚を持っとるよ。セリもないし、箱買いじゃないから安く買える。だからお客さんにもウマい魚を安く提供できるんや」

 上にぎり1.5人前(15カン=3300円)を注文。北海道、気仙沼、瀬戸内、九州から届いたウニ、マグロ、コハダ、タイ、イカなどが皿の上で躍っている(産地とネタは日替わり)。どれもツヤがあり、色鮮やかで軟らかく、魚介本来の味がして本当にうまい。これで1カン当たり220円は抜群のコスパだ。

「この目で買った魚は絶対にウマい。悪いけど自信はある。自分で言うのも何だが、こんな汚い場所で本格的な寿司が出てくる店はないで」

 親分はドンと胸を叩いた。

(住)大阪府大阪市此花区梅香3-33ー10
(℡)06-6460-7897
(営)11~14時、17~21時
 無休

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  3. 3

    前田健太は巨人入りが最有力か…古巣広島は早期撤退、「夫人の意向」と「本拠地の相性」がカギ

  4. 4

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  5. 5

    来春WBCは日本人メジャー選手壊滅危機…ダル出場絶望、大谷&山本は参加不透明で“スカスカ侍J”に現実味

  1. 6

    詞と曲の革命児が出会った岩崎宏美という奇跡の突然変異種

  2. 7

    高市政権にも「政治とカネ」大噴出…林総務相と城内経済財政相が“文春砲”被弾でもう立ち往生

  3. 8

    「もう野球やめたる!」…俺は高卒1年目の森野将彦に“泣かされた”

  4. 9

    連立与党の維新が迫られる“踏み絵”…企業・団体献金「規制強化」公明・国民案に立憲も協力

  5. 10

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋