米モンタナ州のクロスカントリー大会で女子生徒が示した「真のスポーツマンシップ」

公開日: 更新日:

 昨年9月、米モンタナ州セントイグナチウスの山中で開催されたジュニアハイスクール(日本の小6~中2に相当)のクロスカントリー競走の大会。そこでの美談が最近になって明らかになり、その女子生徒が先日、表彰された。

 表彰されたのは、ハートビュート・ジュニアハイスクールのブリンリー・タットシーさん。

 レース中、他校の女子選手が呼吸困難になって動けなくなっているのに気がつき、すぐに走るのをやめ、彼女に吸入器を渡して助けを求めた。

 2~3分でその選手の具合が良くなったので競走に復帰し、ゴール。当然、タイムがいつもよりかなり遅かったが、ブリンリーさんは事情を説明せずに黙っていた。

 しかし、この一部始終を目撃していた人がいた。

 親切な女子選手のゼッケンを記憶しており、最近になってそれがブリンリーさんであることを突き止めたという。

 そして匿名で「ブリンリーさんは真のスポーツマンシップと無私無欲と思いやりを示しました」と学校に報告。さらに自ら特別な盾を制作し、「ブリンリーさんに授与してほしい」と学校に寄贈したのだ。

 これを受け、学校側は5月20日、全生徒の前でブリンリーさんを表彰した。

 写真(同校のフェイスブックから)はそのひとコマだ。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手

  4. 4

    早大が全国高校駅伝「花の1区」逸材乱獲 日本人最高記録を大幅更新の増子陽太まで

  5. 5

    timelesz篠塚大輝“炎上”より深刻な佐藤勝利の豹変…《ケンティとマリウス戻ってきて》とファン懇願

  1. 6

    早瀬ノエルに鎮西寿々歌が相次ぎダウン…FRUITS ZIPPERも迎えてしまった超多忙アイドルの“通過儀礼”

  2. 7

    国民民主党“激ヤバ”女性議員ついに書類送検! 野党支持率でトップ返り咲きも玉木代表は苦悶

  3. 8

    池松壮亮&河合優実「業界一多忙カップル」ついにゴールインへ…交際発覚から2年半で“唯一の不安”も払拭か

  4. 9

    波瑠のゴールインだけじゃない? 年末年始スクープもしくは結婚発表が予想される大注目ビッグカップル7組総ざらい!

  5. 10

    アヤックス冨安健洋はJISSでのリハビリが奏功 「ガラスの下半身」返上し目指すはW杯優勝