一体だれが何のために?「47億円を遺産相続」のガセ情報を信じた米国の女がパートナーを毒殺する悲劇

公開日: 更新日:

 米ノースダコタ州で起きた愚かで悲惨な毒殺事件に注目が集まっている。

 ことの起こりは、同州マイノットに住むスティーブン・ライリーさん(51=写真左)が「遠い親戚から3000万ドル(約47億円)の遺産の相続人に指定された」と知らされたこと。

 スティーブンさんはこれを信じ、遺産を独り占めするために、長年のパートナーだったイナ・シーア・ケノイヤー(47=同右)と別れることを画策。2人の間にはすでに成人した息子がいる。

 イナは莫大な遺産の事実とスティーブンさんが自分を捨てようとしていることを知り、激怒。昨年9月3日、スティーブンさんの飲み物に不凍液を混ぜて飲ませたのだ。

 スティーブンさんはその後、「遺産相続の手続きをするために弁護士と会う」としてマイノット国際空港に行き、そこで嘔吐するなど体調を崩して病院に救急搬送された。そして2日後に亡くなってしまった。

 遺体解剖の結果、体内からは不凍液の成分で有害なエチレングリコールが検出され、マイノット市警は10月5日、イナをスティーブンさん殺害容疑で逮捕した。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」