著者のコラム一覧
髙橋裕樹弁護士

「すべては依頼者の笑顔のために」がモットー。3000件を超す法律相談実績を持ち、相続や離婚といった身近な法律問題から刑事事件、企業法務まで何でもこなすオールマイティーな“戦う弁護士”。裁判員裁判4連続無罪の偉業を成し遂げた実績を持つ。アトム市川船橋法律事務所。

フワちゃんも誤爆…オリンピックとSNSの怖さ

公開日: 更新日:

 パリで開催中のオリンピックが盛り上がる裏で、選手や審判への誹謗(ひぼう)中傷が相次いでいます。日本オリンピック委員会は、投稿する際のマナーを求める異例の声明を出し、侮辱や脅迫などの行き過ぎた内容に対しては警察への通報や法的措置も検討すると発表しました。

 芸能界でも、オリンピックに絡めたやす子さんの「やす子オリンピック 生きてるだけで偉いので皆優勝でーす」というポストに対し、フワちゃんがまさかの誤爆ポストをし、大騒ぎになっています。

 6日には、パリパラリンピックアーチェリー日本代表の選手が同じ競技のアスリートのブログに匿名で書き込みを行い名誉を毀損したとして、124万円の賠償を命じられたというニュースもありました。今回のオリンピックは、SNS上でのモラルを改めて問われるきっかけとしても注目を集めています。

 SNS上の誹謗中傷は、名誉毀損罪(刑法230条)や侮辱罪(刑法231条)として刑事責任を求められたり、民法上の不法行為(民法709条)として慰謝料を請求されたりする場合があります。侮辱罪に関しては、2年前の令和4年の改正で刑罰がこれまでより重くなり、時代の流れとともに罪の重さは変わっています。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ