10月は年内最大の値上げラッシュ…節約のコツは「男女でお金の使い方は違う」と実感すること

公開日: 更新日:

冷蔵庫、風呂、洗濯機の使い方を見直す

 月に1万円を貯金するのは結構大変だ。まずは季節の変わり目ならではの節約術をチェックしたい。

 今年は猛暑だったので冷蔵庫の設定温度を「強」にしていた家庭は多そうだ。でも、そろそろ涼しくなってきたし、あっという間に冬がやってくる。「強」を「中」に変更すると、約1910円(年間、以下同)の節約になる(資源エネルギー庁の省エネポータルサイト、以下同)。

 夏場はシャワーのみで過ごしていた人も、寒くなってくれば湯船につかりたくなる。家族がバラバラな時間に風呂に入ってはガス代(追いだき)がかさむ。2時間放置し、温度が4.5度低下(200リットル)したケースを想定すると、追いだきによるガス代は約6190円。みんなで続けて入浴したらこの分を節約できる。

 暑いときに比べれば汗だくになる日は少ない。洗濯物が減っても、毎朝の洗濯は夏と一緒。これはもったいない。洗濯機の定格容量(6キロ)の4割を入れて洗う場合と、8割にして洗う回数を減らした場合を比較すると、電気代は約180円、水道代は約4360円違ってくる。洗濯回数を減らすと、合計4510円の節約だ。

 エアコンは掃除が大切。フィルターを月に1、2回掃除するだけで約990円が浮く。暖房温度は20度を目安にしたい。21度から20度に下げたときの節約効果は約1650円。暖房(設定温度20度)の稼働時間を1時間減らすと、約1260円の節約になる。

■不要なモノを洗い出す

 夫婦で不要なモノを洗い出す作業は効果的だ。

「支出の内容を3つに分けて考えてみましょう。①どうしても必要なもの、②比較的必要なもの、③あったらいいなと思うものの3つです。どうしても必要なものは家賃、光熱費、通信費、生命保険などの固定費ですが、いまの金額が妥当かどうかを夫婦で再検討してみて下さい」(柏木氏)

 人によって感覚は異なるが、スポーツジム、エステなどを②比較的必要と判断したら、いま通っているジムは会費が高いので、もう少し低価格のジムを探すとか、公共の運動施設の利用を考えるということ。

 ③の「あったらいいな」はウオーターサーバーやコーヒー、ビールなど。

「相談することでお互いが大事にしている価値観が明確になるのでぜひトライしてみて下さい」(柏木氏)

 値上げの秋の節約術を夫婦で話し合いたい。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  2. 2

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か

  5. 5

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  1. 6

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  2. 7

    三山凌輝に「1億円結婚詐欺」疑惑…SKY-HIの対応は? お手本は「純烈」メンバーの不祥事案件

  3. 8

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  4. 9

    佐藤健と「私の夫と結婚して」W主演で小芝風花を心配するSNS…永野芽郁のW不倫騒動で“共演者キラー”ぶり再注目

  5. 10

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意