「クレーンゲーム」人気のホンモノ感…いまやコンビニにも進出、訪日客や高齢者もハマる

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「両社とも国内だけでなく海外展開を進め、日本のゲーセン文化を輸出しています。特に、『GiGO』を運営するGENDAはM&Aでゲームやカラオケなどの同業だけでなく、酒類の輸入販売会社なども吸収するなど、業界のシェアを短期間で拡大しています。東大卒の女性社長の申真衣氏は雑誌『VERY』のモデルを務めたことで知られ、株価も右肩上がりで注目の企業です」(経済ジャーナリスト)

 クレーンゲームはショッピングセンターや大型施設だけでなく、コンビニにも進出している。

「ミニクレーンゲームを導入しているローソンは、25年度中に1000店舗をめどに導入予定で、これを目当てに若者から中高年まで幅広い層の来店が増えているようです」(渡辺広明氏)

■懸念は意外なギャンブル性

 だが、そのギャンブル性を指摘する声もある。

「景品が取りやすそうに陳列されていますが、ある程度の技術がないと簡単に取れないものです。パチンコなどと違って表面上はギャンブル性を感じにくいものの、実際のところは意外と射幸性が高い。クレーンに張り付いてメダルを次々に投入する子どもの姿をよく見かけますが、未成年の重課金に注意を払う必要があるでしょう」(前出の経済ジャーナリスト)

 中毒性が高いことから、節度ある遊び方を心がけたいところだ。

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