恨みを感じた人、出来事、自分…「ゆるせない」を「ゆるす」と見えること【後編】

公開日: 更新日:

思うぞんぶん、いつまでも死ぬまで泣いてよろしい

 彼女は私のワークショップに来る1週間前、カウンセラーに、

「そろそろ泣くのはやめて、人生を生きるべきです」といわれたそうです。

 それを聞いたとたん、私の心にミニーに告げるべき言葉が浮かびました。私はまず、「私は医者です」と告げ、「医者として処方箋を書きましょう」と申し出たのです。

 彼女の表情はぱっと明るくなり、何度もうなずきました。私は紙を取り出し、「思うぞんぶん、いつまでも、死ぬまで泣いてよろしい」と書きました。そして署名して、その紙を彼女に渡したのです。

◼️相手に従って欲しい一定の決まりを破る

 彼女は満面に輝くような笑みを浮かべました。私は、彼女を助けられるとしたら、そうやって無条件に彼女を受け入れるしかないと思ったのでした。彼女はありのままの姿で、愛されるに値するのです。私は、「死をどう悼むべきか、どう直面すべきかについて、決まりはないんですよ」とも、いいました。

 人間関係で生じる問題の多くは、私たちが相手に一定の決まりに従ってほしいと期待するのが原因です。ですから、そんな決まりを破ることが、幸せになるコツなのです。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    八王子実践・河本ロバート監督「ライブや家族旅行も、事前に相談があれば休ませます」

  2. 2

    萩本欽一〈34〉私の“運”論 大谷翔平のカネを使い込んだ通訳に「小さな声で『ありがとう』」

  3. 3

    中居正広氏が熊本地震被災地を支援と報道 引退後も変わらないチャリティー精神と芸能界復帰の可能性

  4. 4

    高橋成美「渋幕→慶応」だけでは読み解けないズバ抜けた回転の速さ 世界選手権ペアで日本人初の銅メダル

  5. 5

    東京・赤羽、先行する第1地区に110メートル級、せんべろの1番街が丸ごと潰される危機

  1. 6

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  2. 7

    国害SNSを告発 森山裕・自民党前幹事長「高市おろし」キーマンに急浮上の裏…不快感に国境なし

  3. 8

    年金生活者を悩ませる墓問題 維持費も「墓じまい」の費用も払えない人はどうすればいいのか?

  4. 9

    「墓じまい」に悩むシニア 費用や遺骨の始末より問題になる「家族の愛憎問題」

  5. 10

    松本若菜「ジュラシック・ワールド」吹き替え《棒読み》論争再燃…暗雲漂う主演ドラマに新たな逆風