恨みを感じた人、出来事、自分…「ゆるせない」を「ゆるす」と見えること【後編】

公開日: 更新日:

亡くなった人たちをゆるす

 誰しも「ゆるせない」人がいる、「ゆるせない」出来事がある。その「ゆるせない」は自分に向けられたことかもしれない。

 スタンフォード大学医学部卒の精神医学者ジェラルド・G・ジャンポルスキー(2020年没)は「人をゆるすことはあらゆる問題の解決策で、あらゆる苦しみの処方箋だ」と言います。「ゆるせない人のリストの作り方」を紹介した前編に続いて、後編は「ゆるすとどうなるのか?」を、著書『新版 ゆるすということ』より一部抜粋してお届けします。

  ◇  ◇  ◇

 身近な人や愛する人が亡くなると、さまざまな感情が洪水のように押し寄せてくるものです。ある人の肉体が失われたとき、あなたははてしない悲しみを感じるかもしれません。失ったという事実を認めたくないあまり、何か月も何年も、涙をこらえるかもしれません。

 愛する人が長く苦しい闘病生活ののちに亡くなった場合、家族や友人はほっと安堵することがあります。すると、外面的なことに気を取られている自分の中のエゴはさっそく、

「なんて悪いやつなんだ。〝いい人〟なら、人が死んだとき、ほっとしたりしない」と言います。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「左膝の半月板が割れ…」横綱・豊昇龍にまさかのアクシデントで稽古中止

  2. 2

    松山千春がNHK紅白を「エコひいき」とバッサリ!歌手の“持ち時間”に求めた「平等」の正当性を考える

  3. 3

    巨人オーナーから“至上命令” 阿部監督が背負う「坂本勇人2世育成&抜擢」の重い十字架

  4. 4

    高市政権が抱える統一教会“爆弾”の破壊力 文春入手の3200ページ内部文書には自民議員ズラリ

  5. 5

    前橋市長選で予想外バトルに…小川晶前市長を山本一太群馬県知事がブログでネチネチ陰湿攻撃のナゼ

  1. 6

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網

  2. 7

    阿部監督のせい?巨人「マエケン取り失敗」の深層 その独善的な振舞いは筒抜けだった

  3. 8

    バタバタNHK紅白 高視聴率でも今田美桜、有吉弘行らMC陣は負担増「出演者個々の頑張りに支えられた」

  4. 9

    菊池風磨のカウコン演出に不満噴出 SNS解禁でSTARTO社の課題はタレントのメンタルケアに

  5. 10

    ロッテ前監督・吉井理人氏が大谷翔平を語る「アレを直せば、もっと良く、170kmくらい投げられる」