「廃棄もったいない」と給食の残りで賄い作る…京都市の女性調理員2人はなぜ減給処分になった?

公開日: 更新日:

「確かに、調理員の2人は『もったいなかったから』という動機を話しています。一方でヒアリングでは、鶏肉など給食の食材を、あらかじめ、まかない用に取り置いていたことも発覚しました。京都市立小学校の給食は、各家庭から給食費を持ち寄って運営されています。食材が余った場合でも、それでまかないを作るのは私的利用になってしまう。もちろん、食べ残しはもったいないですが、市では食べ残しを防ぐ教育や、廃棄した食材を肥料にして再利用する取り組みを進めています」

 また、私的食材の持ち込みはトラブルのもとになるという。

「2人は調味料だけでなく、野菜も給食室に持ち込んでいました。給食用に管理された食材以外の持ち込みを禁止しているのは、衛生面の安全を確保するのはもちろん、児童がアレルギーを起こす食材の混入を防ぐ目的があるからです」(市教委総務課)

「もったいない」という動機はもっともだが、まかないを作ることが目的になっては本末転倒だ。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁の「清純派枠」を狙うのは"二股不倫報道”の田中圭と同じ事務所の有望株という皮肉

  2. 2

    気持ち悪ッ!大阪・関西万博の大屋根リングに虫が大量発生…日刊ゲンダイカメラマンも「肌にまとわりつく」と目撃証言

  3. 3

    橋本環奈『天久鷹央の推理カルテ』コア視聴率も低迷…パワハラ報道前からあった"上げ底人気"疑惑

  4. 4

    趣里と三山凌輝に結婚報道…“希代のワル”羽賀研二を彷彿とさせる男の登場に水谷豊どうする?

  5. 5

    慶応幼稚舎の願書備考欄に「親族が出身者」と書くメリットは? 縁故入学が横行していた過去の例

  1. 6

    ベッキー不倫騒動が教訓 LINEはこうして筒抜けになる

  2. 7

    自民“裏金議員”西田昌司氏が沖縄戦に許しがたいイチャモン…次期参院選に推薦した公明は真っ青

  3. 8

    上智大は合格者の最大40%も…2021年から急増した「補欠合格」の現状

  4. 9

    人間の脳内のマイクロプラスチック量は「使い捨てスプーン」サイズ…8年前より1.5倍に増えていた

  5. 10

    嵐「解散ビジネス」で荒稼ぎの皮算用…総売り上げは500億に? 2026年5月に活動終了