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黒岩泰株式アナリスト

山一証券、フィスコなどを経て、2009年4月に独立。独自理論である「窓・壁・軸理論」をもとに投資家に、株式・先物・オプションの助言を行う。著書に「究極のテクニカル分析」「黒岩流~窓・壁・軸理論」など。

買い取り額は店によってバラバラ…高値で売りたいなら「質屋」は最低4件は回れ!

公開日: 更新日:

 3軒目は2万3400円、4軒目は1万8200円。店によって全然違うことが分かった。でも、こんなことをやっていたら、キリがない。どこかで決めなければ……。

 もちろん高値で売りたい。では、いったい何軒、回ればいいのか。

 これは数学的にヒジョーに難しいところ。でも、オススメは4軒だ。仮に業者が全部で10社あるとして、そのうち上位の3社に引っかかるためには、最低でも4社、行く必要がある。その確率は83%。これが3社だと71%に落ちてしまう。

 この手の話はもちろん、すべての投資、経済活動は、リスクとリターンを考えなければならない。小さいリスクで大きなリターンを狙うのだ。ムダな労力をかけてはいけない。

 特にシニアにもなれば、基礎的な体力も落ちてくる。「あまり移動したくない」というのが本音。4軒くらいが、ある意味、限界かもしれない。

「これティファニーですよね。箱とか保証書ありますか? あれば少し高めの査定ができますが」

 そんなのあるわけないだろう。指輪本体をなくしてんだぞ! 付属品なんてあるわけがない!

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