大阪・福島「花くじら」には若い人たちがずらり「梅田の方は高い店ばかりでよう行かん」

公開日: 更新日:

万博終わったらどないすんのやろ

 広い厨房には強火でグツグツの大鍋が2つ。後ろには弱火の鍋があり、タネによって火の入れ方を変えている。てきぱきと動く若い衆たち。高山店長は一瞬たりとも客から目を離さない。ここでとろろ春菊にネギ袋を追加した。「梅田の方は高い店ばかりができてよう行かん」。隣のサラリーマンの話が聞こえてくる。

「外国人向けにやたら高うしとるけど、万博終わったらどないすんのやろ」。梅田新地界隈から締め出された若い人たちが、大挙して福島に飲みに来ているらしい。だからこの辺の店はどこも混んでいるんだね。結局10品以上、食べて飲んで2500円。万博の究極えきそばが3850円。単純な比較はできないけど、並ぶならこっちだな。 (藤井優)

○花くじら歩店 大阪市福島区福島2-7-4

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    亡き長嶋茂雄さんの長男一茂は「相続放棄」発言の過去…身内トラブルと《10年以上顔を合わせていない》家族関係

  2. 2

    朝ドラ「あんぱん」豪ちゃん“復活説”の根拠 視聴者の熱烈コールと過去の人気キャラ甦り実例

  3. 3

    愛知県犬山市にある「もうひとつの万博」に行ってみた “本家”と違いストレスフリー&コスパよし

  4. 4

    元横綱白鵬 退職決定で気になる「3つの疑問」…不可解な時期、憎き照ノ富士、親方衆も首を捻る今後

  5. 5

    「時代と寝た男」加納典明(16)小熊を屋内で放し飼い「筋肉、臭い、迫力、存在感がぜんぜん違った」

  1. 6

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  2. 7

    緒形直人、中井貴一、佐藤浩市…名優のDNAを受け継いだ3人の息子たちの現在地

  3. 8

    元横綱白鵬 1億円“退職パーティー”の実態…超高級ホテルに太客大集結、札束乱舞のボロ儲け

  4. 9

    長嶋茂雄さんは助っ人外国人のセックスの心配もしていた。「何なら紹介してやろうか?」とも

  5. 10

    “中居正広寄り”の古市憲寿氏と視聴者のズレはどこで生まれた? フジ日枝批判での存在感は早くも過去のものに