慶応幼稚舎も早稲田実業初等部も「小学校入試はまだ間に合う」 “今やるべきこと&やったらダメ”なこと
嵐の櫻井翔、コム・デ・ギャルソンを創設した川久保玲、俳優の石原良純、日本画家の千住博、ラッパーのZeebra、演出家の福澤克雄……。こうしてさまざまな分野で活躍するOB・OGを挙げだしたらきりがない。入試までの半年足らずで感性を磨くために、具体的に何をすればいいのか。
■具体的に何をすればいいのか?
「とにかく、親子で一緒に絵を描く時間をたくさんつくる。『こうすれば良くなる』といった余計なアドバイスはせずに、子どもの好きなようにやらせる。そして時々『何を描いているの?』と投げかけて、会話を広げていきます」(幼児教室経営者)
肝心なのはトレーニングといった空気を感じさせないこと。余裕があるようだったら、公園に行ってスケッチをするなど、楽しい時間を演出する。工作のために、はさみ、セロハンテープ、スティックのりなどの使い方に慣れておく必要があるが、無理に教え込もうとするのは厳禁だ。一緒に物を作りながら、和気あいあいとした雰囲気の中で覚えていく。
一方、早実初等部の入試は「子どもの感性を問う出題は少ない」という。絵画・制作では映像や模型を見て、それを絵にする問題がよく出される。「絵のうまさやオリジナリティはあまり関係がなく、与えられた対象を指示通りに再現できるかが求められる」と幼児教室経営者は話す。