「鋼のメンタル」は才能…凡人が「スルー力」を鍛えようとしてはいけない

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「大人になって経験を積んでいけば、ある程度の鈍感さは身についていきますけど、〈スルー力を鍛えねば〉と思っている時点で鈍感じゃない。才能が備わっていないわけです。そんな人が無理して鍛えようとすればそこそこは向上するでしょうが、無意識にでも無理をしているわけで、いずれ必ずキャパオーバーになる。ひずみで心の病になりかねませんよ」

 もともと鋼のメンタルだからスターダムにのし上がれるわけで、いちいち「鍛えねば」と考えずにスルーできるからこそのスルー力なのだ。

 もっとも、スルー力が高すぎるタイプが職場にいると厄介だ。打っても響かないから、叱っても徒労感が残るだけ。

「そういうタイプがミスをした時は、事細かに説明して諭そうとしてはいけない。話が長くなると、途中から馬耳東風になってスルーされてしまいます。〈こうしてほしい〉〈これはやめてほしい〉などとポイントだけ伝えること。まるで聞く耳を持っていないわけではないので、必要事項を短い言葉で力を込めて伝えることで、ある程度は響きます」(関修氏)

 なるほど。不倫はやめた方がいいと思う、とだけ言っておきたい。

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