「鋼のメンタル」は才能…凡人が「スルー力」を鍛えようとしてはいけない

公開日: 更新日:

「大人になって経験を積んでいけば、ある程度の鈍感さは身についていきますけど、〈スルー力を鍛えねば〉と思っている時点で鈍感じゃない。才能が備わっていないわけです。そんな人が無理して鍛えようとすればそこそこは向上するでしょうが、無意識にでも無理をしているわけで、いずれ必ずキャパオーバーになる。ひずみで心の病になりかねませんよ」

 もともと鋼のメンタルだからスターダムにのし上がれるわけで、いちいち「鍛えねば」と考えずにスルーできるからこそのスルー力なのだ。

 もっとも、スルー力が高すぎるタイプが職場にいると厄介だ。打っても響かないから、叱っても徒労感が残るだけ。

「そういうタイプがミスをした時は、事細かに説明して諭そうとしてはいけない。話が長くなると、途中から馬耳東風になってスルーされてしまいます。〈こうしてほしい〉〈これはやめてほしい〉などとポイントだけ伝えること。まるで聞く耳を持っていないわけではないので、必要事項を短い言葉で力を込めて伝えることで、ある程度は響きます」(関修氏)

 なるほど。不倫はやめた方がいいと思う、とだけ言っておきたい。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」