「アジ料理」もっとおいしくなる包丁さばきと加熱のツボ 魚の伝道師・上田勝彦氏が実況中継

公開日: 更新日:

大名おろしのタタキは血合い骨取らずに切る

 さあ、刺し身に取り掛かろう。ゼイゴを取り、三枚におろしたらあばら骨を取る。ポイントは次にある。

「アジを3秒水にさらしたら、吸水布に身を下にして水気を取ると、身に残った血液と汚れを取り除くことができます。これが生臭さの原因になるのです」

 アジの鮮度がいいと、骨抜きでは血合い骨を取りにくいという。

「血合い骨の際から包丁を斜めに滑り込ませてV字に切り外すのが簡単です」

 そこまでやったら皮をはぎ、キッチンペーパーを当てよう。写真①を見れば、「皮下の汚れも生臭さの原因になる」というのも納得だが、水洗いはしないという。

「アジなど小さな魚は筋肉が弱く、ここで洗うと水が入り込み、かえって生臭くなるのです」

 いよいよ刺し身に切り分ける。

「アジの刺し身は厚めのブツ切りがうまい。料理屋のような薄切りはダメです。ツマは大根ではなくタマネギのスライスが合います。大葉を添えて盛りつければ完成です」

 この日の釣果は12匹だったが、もっとたくさん釣れたら定石通りの三枚おろしは手間がかかる。刺し身用に限ったスピードおろしもある。

「大名おろしです。胸びれの際から包丁を入れたら、背骨に沿って尾の方に包丁を引き、尾をつなげたまま腹骨を切り、尾を持って皮も引きます。逆側も同様にすると、2枚の半身になるのです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    麻生太郎が「皇室典範」改正を急ぐ理由は…“日本会議の30年の集い”に間に合わせたいから

  2. 2

    佐藤二朗の地上波ドラマはしばらく厳しいが…橋本愛の事態はもっと深刻

  3. 3

    福山雅治も結婚後は苦戦…亀梨和也も正念場を迎えている

  4. 4

    大谷翔平のホワイトハウス訪問に思わぬ落とし穴…トランプ大統領の「余計な援護射撃」に要注意

  5. 5

    48年ぶり映画出演の由美かおるさんが語る 人生が変わった瞬間「11PM」「水戸黄門」エピソード

  1. 6

    日本ハム伊藤大海が受けた甚大被害 WBC「本当の戦犯」は侍ジャパンのベンチだった!

  2. 7

    佐藤二朗vs橋本愛ハラスメント騒動は「文春嫌い」「フジテレビ嫌い」「共産党嫌い」が絡み合うカオスに

  3. 8

    国会嫌い高市首相「2つの疑惑」からの逃げ切りも画策…逆ギレから3週間、「秘書陳述書」提出の動きなし

  4. 9

    要潤、玉山鉄二、速水もこみち…40代イケオジ俳優3人の「人生いろいろ」

  5. 10

    西武は渋谷店閉店、池袋本店はヨドバシカメラに…海外ブランドに振り回される国内百貨店の実態