「結婚するなら勘当だ!」親が激反対…44歳バツイチ女性、年下彼の“求婚”に返事ができない理由
44歳、10歳年下彼氏からプロポーズされて…
男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人差があります。ひとつの出来事への解釈や目的が、男性と女性では異なる場合もしばしば。男性と女性では、夫婦のあり方への認識が大きく異なる場合も。
魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、そんな男女の“冷酷” と“激情”のあいだを垣間見るエピソードをお届けします。
【冷酷と激情のあいだ〜女性編~】
弓枝さん(仮名)は、10歳年下の恋人との結婚に悩む44歳のバツイチ女性。現在の恋人であるヨシユキさん(仮名)とは、地元のイベントで意気投合し、交際がスタートしました。
「ドロ沼離婚で大変だったので、結婚はもうこりごりだと思っていました。原因は相手の浮気。なのに、話し合いでは相手が逃げまくって結局、慰謝料もほとんど取れず、私が泣き寝入りするような形で終わりました。
だから、恋愛はするけれど結婚はしたくない。そんな気持ちが、しばらくは強かったんですよ」
ヨシユキさんとも、交際当初は「恋愛オンリー」のつもりでしたが、交際3カ月目にヨシユキさんからプロポーズされ、状況が一変。プロポーズの返事を「保留」にしたまま、弓枝さんは本気で悩んでいます。
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意外だった親の反応
「親にチラッと伝えたんですよ。年下の彼がいて、プロポーズされたって。そうしたらまさかの猛反対!『絶対にやめておきなさい。結婚するなら勘当だ』とまで言い出しています」
弓枝さんの親がそこまで結婚に反対する理由は、ズバリ、ヨシユキさんが弓枝さんより10歳年下なこと。ドロ沼離婚の相手が5歳年下だったこともあり、親は「また浮気されて離婚する」と決めつけ、かたくなな姿勢を崩しません。
「親の言い分も一理あります。離婚のときにずいぶんと心配させてしまったし。私も第三者目線でアドバイスするなら、同じことを言うと思います。
だけどヨシユキって、本気で私のことを好きみたいなんですよね。だからプロポーズを断るのも、なんだか申し訳なくて…。もちろん“情”だけで結婚なんて決めるべきじゃないんでしょうけど」
どうしてもこの人と結婚したい! という情熱はない
このまま親が反対を続けるのなら、駆け落ちもやむなしかという弓枝さん。しかし一方で、そこまでして結婚して、親の言った通り、また失敗する可能性も否定できないと弓枝さん語ります。
「どうしてもヨシユキと一生を添い遂げたい! この人じゃなくちゃダメ! みたいな情熱はないです。年齢のせいなのか、過去の結婚の失敗のせいなのかはわかりませんが。
でも、ヨシユキみたいに熱心に求婚してくれる男性なんて、そうそう出会えるものでもないですし…。だから断るのはもったないという打算もあります。
絶対に浮気しない! ヨシユキとなら幸せになれるっていう確約があればいいんですけど…。先のことなんてわからないから、悩みます。時間ばかり過ぎてしまって、何が正解なのかわかりません」
同棲を勧められたけれど
親からは「せめて同棲にとどめておいてはどうか」とも助言を受けたと話す弓枝さん。
しかし弓枝さん自身は同棲には気分が乗らず、一緒に暮らすなら結婚したいそうです。
(並木まき/ライター・エディター)


















