著者のコラム一覧
森岡英樹経済ジャーナリスト

1957年生まれ。早稲田大学卒業後、 経済記者となる。1997年、米コンサルタント会社「グリニッチ・ アソシエイト」のシニア・リサーチ・アソシエイト。並びに「パラゲイト ・コンサルタンツ」シニア・アドバイザーを兼任。2004年にジャーナリストとして独立。

関西電力の新経営計画は不十分と“NO”を突きつけたエリオットの狙い

公開日: 更新日:

 コワモテのアクティビスト(物言う株主)として知られる「エリオット・インベストメント・マネジメント」は、関西電力に対し、成長投資の計画がどのように1株当たり利益の増加につながるのかを明確に示すこと、1株当たり配当金を100円以上に引き上げる計画を示すこと、明確かつ野心的なROE(自己資本利益率)目標を設定するとともに、ノンコア資産の流動化や自己株式取得などの資本効率改善に向けた具体的な戦略を打ち出すよう求めている。エリオットは関電株の5%弱を持っているとされる。

 関電は、策定中の新経営計画に「純利益の25~35%を株主に還元する」方針を盛り込むことを10月30日に明らかにしたばかりで、2026年3月期の年間配当予想も前年比15円増の75円に引き上げた。だが、エリオットは関電の対応はまだ不十分と、NOを突きつけた格好だ。

 エリオットは、ポール・シンガー氏が1977年に設立した米国の投資ファンドだ。「アルゼンチン国債を巡り、政府との闘いに勝利したファンドとして名を馳せ、米国ではAT&Tやツイッターへの投資で成功した」(市場関係者)とされる。日本においてもソフトバンクグループへの投資などで自社株買いを引き出し、巨額の収益を手にしている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    萩本欽一〈48〉73歳で駒沢大学に入学、就活に悩む同級生にした「木彫り名人」の話

  2. 2

    萩本欽一〈47〉気仙沼ちゃんは民宿4軒経営の大女将に 説教してテレビで夫を募集させた甲斐があった

  3. 3

    阿部慎之助にした「今ならパワハラで即クビ」の指導&落合博満から学んだ仰天トレーニング

  4. 4

    モグライダーともしげが埼玉の中高一貫ミッションスクール聖望学園で打ち込んだアメフト《26年夏番外編》

  5. 5

    やっぱりか? 自民・村井国対委員長が高市首相「国会逃避作戦」画策…予算委出席「原則不要」案をリポスト

  1. 6

    萩本欽一〈46〉斉藤清六が泣きながら持ってきた1000万円、追い返そうと思って貯金額を聞いたら驚いた

  2. 7

    郊外に住むという選択肢 「都心から1時間」の狙い目エリア

  3. 8

    植田日銀シルバーウイーク前の「円高誘導」は大失敗…もはや為替介入はできない

  4. 9

    広島4番栗原に敵将・落合監督は「四球でいい」と助言を…

  5. 10

    高市首相の日米首脳会談「蜜月アピール」は突っ込みどころ満載…トランプ大統領は「心ここにあらず」