オーストラリアで絶滅危惧種の花に潜む“悪魔の蜂”を発見!世界が大注目

公開日: 更新日:

 オーストラリアで頭部に悪魔のような2本の角が生えている新種の蜂が発見され、悪魔のルシファーにちなみ「メガキレ・ルシファー」と命名され、注目を集めている。

 発見したのは、西オーストラリア州パースのカーティン大学で野生蜂の生態を研究している女性研究者、キット・プレンダーガスト博士の研究チーム。パースの東に位置するブレマー山脈で、絶滅危惧種の野生花「マリアンサス・アクイロナリス」の生息地を調査中、偶然この蜂に遭遇したという。「悪魔の角」が生えているのはメスだけだそうだ。

“ルシファー”は、メガキレ属の単独性の蜂。博士のチームは、標本の形態学的・遺伝子解析を通じて種の独自性を確認。詳細を専門誌「ハイメノプテラ・リサーチ・ジャーナル」に掲載した。

 この属に新種が加わるのは20年ぶりだそうだ。命名のエピソードは特に話題を呼んでいる。博士は論文執筆中にネットフリックスのドラマ「ルシファー」にハマっていたそうで、「角の特徴にぴったり合う名前だと思いました」と明かした。

 あるメディアが気の利いたことを書いていた。

「この蜂には悪魔の角があるが、人間の魂を狙っているわけじゃない。花粉を探しているだけ」

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  3. 3

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  4. 4

    最後はホテル勤務…事故死の奥大介さん“辛酸”舐めた引退後

  5. 5

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    名古屋主婦殺人事件「最大のナゾ」 26年間に5000人も聴取…なぜ愛知県警は容疑者の女を疑わなかったのか

  3. 8

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 9

    高市内閣支持率8割に立憲民主党は打つ手なし…いま解散されたら木っ端みじん

  5. 10

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘