著者のコラム一覧
柏木理佳生活経済ジャーナリスト

生活経済ジャーナリスト。FP(ファイナンシャルプランナー)、MBA(経営学修士)取得後、育児中に桜美林大学大学院にて社外取締役の監査・監督機能について博士号取得。一児の母。大学教員として経営戦略、マーケティングなどの科目を担当、現在は立教大学特任教授。近著「共働きなのに、お金が全然、貯まりません!」(三笠書房)など著書多数。

(33)住宅ローンは無理のない返済でハッピー! 困ったらまずは銀行に相談を

公開日: 更新日:

 競売物件が増えています。競売物件とは、住宅ローンの支払いが滞納し、裁判所に差し押さえられ、強制的に売りに出された物件などのことです。

 バブル崩壊後、相場の半額で購入したという元不動産会社の知人がいました。バブル後、競売物件は減少を続けていましたが、2024年は15年ぶりに増加に転じました。

 倒産件数においても、25年上半期は14年以降、過去最多です。今後も競売物件は増えるでしょうね。

 マンションを売って現金にすれば資金繰りに困らないと思うかもしれませんが、簡単に売れないマンションもあります。あれこれと半年くらいすぐに過ぎてしまいます。

 住宅ローンが払えそうになくなったら、すぐに銀行に相談することです。毎月の返済額を減らすなどの対応をとることができます。

 例えば、金利が上昇局面だと、変動金利を選んだ場合、半年ごとに金利が上がる懸念があります。ただ、「5年ルール」ですと、金利が上昇しても、5年間は毎月の返済額が変わりません。また、「125%ルール」ですと、6年目以降も返済額が125%までしか上がりません。急に支出が増えると家計が対応できないので5年間は猶予を与えるというものです。銀行に相談してみましょう。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市首相が招いた「対中損失」に終わり見えず…インバウンド消費1.8兆円減だけでは済まされない

  2. 2

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  3. 3

    現行保険証の「来年3月まで使用延長」がマイナ混乱に拍車…周知不足の怠慢行政

  4. 4

    長女Cocomi"突然の結婚宣言"で…木村拓哉と工藤静香の夫婦関係がギクシャクし始めた

  5. 5

    「NHKから国民を守る党」崩壊秒読み…立花孝志党首は服役の公算大、斉藤副党首の唐突離党がダメ押し

  1. 6

    国民民主党でくすぶる「パワハラ問題」めぐり玉木雄一郎代表がブチ切れ! 定例会見での一部始終

  2. 7

    ドジャース大谷翔平が目指すは「来季60本15勝」…オフの肉体改造へスタジアム施設をフル活用

  3. 8

    男子バレー小川智大と熱愛報道のCocomi ハイキューファンから《オタクの最高峰》と羨望の眼差し

  4. 9

    長女Cocomiに熱愛発覚…父キムタクがさらに抱える2つの「ちょ、待てよ」リスク

  5. 10

    【武道館】で開催されたザ・タイガース解散コンサートを見に来た加橋かつみ