著者のコラム一覧
池田陽子薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト

薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト・全日本さば連合会広報担当サバジェンヌ。国立北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)で国際中医薬膳師資格を取得。近著「1日1つで今より良くなる ゆる薬膳。365日」が好評発売中。

【アロエ】余分な熱を冷まし、解毒作用で歯肉炎を鎮める

公開日: 更新日:

 最近、歯ぐきが腫れて出血する……。シニアが歯を失う原因である歯周病の始まりにあたる「歯肉炎」かもしれません。 歯肉炎とは、歯ぐきが炎症を起こした状態をいいます。赤みや腫れがあり、歯みがきや硬いものをかんだときに出血が起こりやすくなります。

 プラーク(歯垢)が歯の周辺や表面、すき間に付着してしまうことが原因です。プラークは食べかすではなく、細菌の塊。口腔内には400種類もの細菌が存在するといわれ、定着と増殖を繰り返して大きく成長してしまいます。その結果、歯ぐきが炎症を起こしてしまうのです。

 炎症が進行すると歯と歯ぐきの間に「歯周ポケット」と呼ばれるすき間ができます。次第にすき間は深くなり、知覚過敏や歯槽膿漏を引き起こします。さらに悪化して歯を支えている組織部まで進行すると歯周炎になり、歯槽骨が溶けて歯がグラつき、抜けてしまうケースも少なくありません。

 シニアの場合、加齢によって歯ぐきが痩せてくるため歯肉炎になりやすく、悪化も早くなる傾向があります。歯が抜けてしまうことも一大事ですが、歯周炎は全身疾患を引き起こす場合もあるので注意が必要です。また、シニアは飲み込む力が弱く、細菌を多く含んだ唾液を誤嚥することで「誤嚥性肺炎」のリスクもが高まります。

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