世界98カ国を知るHカップ旅作家・歩りえこだから分かる! 円安でも大丈夫 アジア穴場の3カ国

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カンボジア

 飛び石GWに有給休暇を使うなどして大型連休にできる人はともかく、カレンダー通りの休日で海外に出かけようとすると狙いはアジアだろう。物価高騰や円安も重なって、海外旅行の計画が立てにくい中、アジアの中でも穴場エリアなら、旅行費用も安上がりだ。さあ、出発!

 カンボジア北西部のリゾート地シェムリアップは、同国初の世界遺産アンコール遺跡群を訪れる拠点の街だ。個人で街を巡るなら3輪タクシー・トゥクトゥクが便利だが、バス移動やガイド付き現地ツアーは前日までに旅行アプリ「ゲットユアガイド」や「ベルトラ」で予約しよう。日の出観賞から遺跡巡り食事付きの8時間ツアーが日本円で3000円程度。

 シェムリアップから車で3時間ほど北東に向かうと、コーケー遺跡に着く。ツアーでは、プレアビヒア寺院とセットにしたプランが人気だ。たった1人の王のために建てられたピラミッド形遺跡が目を引くコーケー遺跡は同国4番目の世界遺産で、タイとの国境沿いのプレアビヒア寺院は海抜625メートルの断崖の頂上にある。こちらは2番目の世界遺産だ。天空の寺院といわれるだけに絶景がすばらしい。ツアーではなく、乗り合いのチャーターなら安上がりだ。

現地女性と日本人男性が営む宿は1泊2000円台~

 料理はどうか。

「代表的な料理としてオススメは、ココナツミルクで魚を煮込んだ『アモック』です。ほんのりとした甘さがあって、南国ならではの独特の風味が楽しめます」(現地旅行会社「クロマーツアーズ」の西村清志郎さん)

 宿泊先はどうか。

「ゲストハウスを希望される場合、カンボジアの女性と結婚した日本人男性が営む宿がいくつかあります」とは、旅行記「ブラを捨て旅に出よう 貧乏乙女の“世界一周”旅行記」(講談社文庫)の著者で旅作家の歩りえこさんだ。日本人がいれば、安心だろう。「ブッキングドットコム」「アゴダ」など予約アプリで料金は日本円で1泊2000円台~。そんなアプリでは写真に目を奪われがちだが、写真より口コミのチェックを念入りに。

 シェムリアップのホテルで日本人が常勤しているのは“5つ星”「ANGKOR GRACE Wellness Resort」のみ。「フロントオフィスには日本語を話せるクメール人スタッフがいて、観光ガイドの許可証も持っています」(レジデント・セールスマネジャーの石川勝義さん)というだけに、宿泊客の3割が日本人のこともあるそうだ。料金は1室2万円台~。

【カンボジア情報】
時差:-(マイナス)2時間。観光ビザと残存有効期間6カ月以上のパスポートが必要。
行き方:片道最短約9時間。東京から最安値で片道2万円台~。ベトナム航空(羽田・名古屋・福岡発など、ホーチミン経由)、シンガポール航空(成田・羽田・関西発など、シンガポール経由)、LCCのエアアジア(成田発など、タイ経由)などがある。

ラオス

 ラオスで短期滞在なら、首都ビエンチャンではなく、北部山岳地帯にある古都ルアンプラバンが面白いという。外資系チェーン店はなく、クレジットカードを使えない店がほとんどだが、治安がいい。メコン川沿いに形成された旧市街地「ルアンプラバンの町」が世界遺産に登録され、「ワット・シエントーン」などの寺院や町を一望できる「プーシーの丘」といった観光名所は大体歩いて1時間程度。散歩圏内だから楽チンだ。

 仏教が生活に根づき、見どころも独特。歩りえこさんが言う(以下同)。

「伝統的な宗教儀礼の托鉢が圧巻です。毎朝5時半ごろ、夜明けとともにオレンジ色の装束をまとった僧侶たちが鉢をもって大通りを練り歩き、地元の人々がお米やお菓子などを喜捨していきます。その通りが夜になると、ナイトマーケットに一変。ランタンが町を彩り、250軒ほどが並び地元のモン族が作っている布製品、ラオスシルクなどが売られているのです」

古都ルアンプラバンで圧巻の托鉢とナイトマーケット

 食事は主食のもち米カオニャオを手で丸めて、現地の調味料やおかずとあわせていただく。歩さんのお気に入りは、麺料理カオピアックセン。屋台で150円程度。

「麺類も米粉でできていて、とてももちもちしています。スープには、揚げた豚肉やニンニクチップなどが入っていますが、意外とあっさりです」

 大通りに点在するバックパッカー向けの安宿では、欧米人が飛び込みで予約する姿をよく見かける。宿泊予約アプリでは日本語予約可能で、トイレ・シャワールーム付きのベッドルームが1室1000円台~。3000円以上だとWi-Fi完備で安心だ。

【ラオス情報】
時差:-2時間。パスポートは残存有効期間6カ月以上が必要。15日間はビザなしで入国可。
行き方:日本からの直行便はなく、片道は最短約13時間。東京からの最安値で片道3万円台~。ベトナム航空(成田・羽田・中部・関西など、ハノイ経由)、エアアジア(タイ経由)など。

ブルネイ

 東南アジアのボルネオ島北部に位置する石油・天然ガスの産出国。東南アジアで最も裕福で、世界で2つしかない7つ星ホテルの1つがある。イスラム教文化のため、モスクなどの宗教的遺産が見どころだ。

「裕福な国なので治安がよく、スリなどの心配もありませんでした。東南アジアに慣れていない方も落ち着いて楽しめます。自然が豊富で、娯楽は少ないので、“何もしない贅沢”を味わえる国です。自分の時間を満喫したら、首都バンダルスリブガワンにある世界最大級の水上集落『カンポン・アイール』を観光してみては。1000年以上の歴史があり、水上タクシーで人々の営みを体験できます」

 テーマパーク「ジュルドン・パーク」は東南アジア最大で、国王が国民のために開業した。入園料は日本円で2000円弱。

 陸地はマレーシアに囲まれているため、食文化はマレー料理の影響を受けている。代表的な国民食が麺料理ラクサだ。

「ラクサはぜひ食べてください。ココナツミルクの入った鶏ガラベースのスープで、香辛料と果物の酸味がきいています。より酸味をハッキリとさせたタイプやクリーミー系を強調したタイプなど味のバリエーションがあります。具材はエビ、モヤシ、パクチーが基本です」

裕福で治安よし。“何もしない贅沢”を味わう

 もち米をバナナの葉で包んで焼いた「プロットパンガン」や竹筒の中に鶏肉を詰めて焼いた「バンブーチキン」などシンプルながら、東南アジアファンの旅行者をうならせる郷土料理が多い。

 飛行機代と宿泊費、現地の観光をセットにした旅行代理店のツアーでも2泊4日で8万円台~。この安さは魅力だ。

【ブルネイ情報】
時差:-1時間。パスポートは残存有効期間6カ月以上が必要。14日以内の滞在ならビザは不要。ただし医療費は高額で、海外旅行保険加入は必須。
行き方:ロイヤルブルネイ航空(成田発、月・水・金・日)の直行便。片道は6時間。最安値で片道2万円台~。

▽歩りえこ(あゆみ・りえこ) 五大陸98カ国を一人旅したHカップ旅作家。代表作「ブラを捨て旅に出よう」(講談社)、写真集「スフィア」(講談社)、YouTube「あゆみチャンネル」、5月から渋谷クロスFM「アリス矢沢透のなんでも応援団!」出演。

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