「ずっとこのやり方だから」赤字事業が続けられる会社の失敗談から生まれたビジネス

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■「本質的な価値」を見極めて、「無駄」を省く

 実際、労務デューデリジェンス業務の収支を計算してみると、膨大な人件費がかかっていてマイナス収支でした。それなのに会社では「ずっとこのやり方だから」という理由で変えられることはなく、「大変だけど、頑張ってやっていこう」という考え方にとらわれてしまっていたのです。結局その後、会社から独立して資金を集め、労務デューデリジェンスをオンライン上で完結できるシステムを自力で開発してバイアウトし、今につながっています。

 このように、「この作業って本当に必要なの?」「もっと効率的なやり方はないの?」と問いかけ、次の行動へと生かす姿勢や考え方が『サボ力』の核心だと考えています。ただ怠けるのではなく、自分にとっての快適さや幸せのあり方といった「本質的な価値」を見極め、不要なストレスなどの「無駄」を省くための実践的メソッドです。

 毎週開催しているその会議は本当に必要ですか?

 ルーティンで作成しているその報告書は誰かに読まれていますか?

 私たちに与えられている時間や体力、気力には限りがあります。だからこそ、「サボる=悪」という固定観念をリセットして、むしろそれを戦略的に活用していく力=『サボ力』に転換することで、その価値を見つめ直していければいいと思っています。

  ◇  ◇  ◇

 失敗する新規事業とは?●関連記事【こちらも読む】成功率は30%どまり…“新規事業の専門家”が指摘する「プロジェクトが失敗する」3つの落とし穴とは?…もあわせてご覧ください。

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