著者のコラム一覧
黒岩泰株式アナリスト

山一証券、フィスコなどを経て、2009年4月に独立。独自理論である「窓・壁・軸理論」をもとに投資家に、株式・先物・オプションの助言を行う。著書に「究極のテクニカル分析」「黒岩流~窓・壁・軸理論」など。

銀行預金とカラオケで懐メロを歌うのは同じ?アップデートしないと時代に取り残される

公開日: 更新日:

 シニアよ、今こそ胸に手を当てて考えてほしい。

 残りの人生、その古ぼけたバラードを最終伴走者にして本当に良いのだろうか──。

「もういいよ、そのメロディーは……」

 それが周囲の本音である。玉置浩二に酔いしれ、明菜の「DESIRE」を往年のステップで歌い、レベッカの「フレンズ」で姑息に採点ゲームの点数を狙う。その姿のなんと古くさいことか。

「この人、最低20年は同じ曲を歌い続けてるな」と同情されるのがオチである。

「昔取った杵柄」ほど、変化の激しい現代において足かせになるものはない。思考のOSをアップデートしていない人間は、市場(マーケット)での評価はすでに地に落ちている。

 インフレが加速し、AIや半導体が世界の構造を書き換えていくこのご時世。それらの成長エンジンに投資していない時点で、すでに危険信号がともっている。新しい技術を使いこなす側になるのか、それとも旧時代のシステムのまま搾取される側で終わるのか。その差が決定的になる前に早く気づかなければならない。

「いつまでズレたハモリを続けるつもりなのか?」

「それとも、そのズレたカツラを今すぐ直して、まっとうな現実と向き合うのか?」

 本物のトレンド(正しい音程)を掴みに行くのに、「遅すぎる」ということは決してない。

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