嵯峨野観光鉄道「嵯峨野トロッコ列車」(嵯峨~亀岡)木製椅子に裸電球…レトロ感満載の車両から望む保津川渓谷のダイナミックで雄大な姿

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大自然を体感してほしい「リッチ号」

 ディーゼル機関車から順に5、4、3、2、1号車。5号車だけは窓ガラスがなく、天井がガラス張りの「リッチ号」。大自然を体感してリッチな気分になってほしいという願いから名付けられたという。4、3、2、1号車はスタンダード車両。ともにガタゴトした座り心地の木製イス、天井には裸電球とレトロ感たっぷりだ。亀岡から嵯峨への復路は先頭の機関車が牽引するが、嵯峨から亀岡の往路は最後部の機関車が客車を押す。往路で先頭となる1号車には運転室がある。

「沿線の途中、唯一、保津川の上流と下流を見渡すことができる保津川橋梁という橋を渡る際に望む渓谷のダイナミックで雄大な姿は息をのむようです。紅葉や桜も含め、沿線の景色はどこも素晴らしいと思います。加えて今年2月、嵯峨野観光鉄道が管理する9つのトンネルと、9つの橋梁が国の登録有形文化財に認定されました。そのほとんどが1899年に京都鉄道が建設したもの。当時の技術や意匠が、補強や更新の歴史とともに脈々と受け継がれています。京都鉄道は強度や安全性だけでなくデザインにも力を入れていますし、トロッコに乗りながら歴史的な価値に触れ、ロマンを感じていただけたらと思います」(嵯峨野観光鉄道総務部の立岩麻里さん)

 今年35周年を迎えた現在の車両は12月29日をもって引退、27年春には新型車両がデビューする。レトロ感満載の車両に乗れるのは今年が最後のチャンスになる。

●運行日…原則水曜日は運休。ただし運行する日もあるので、詳しくは公式ホームページを確認
●料金…全席指定、乗車区間にかかわらず大人880円、子ども440円
●問い合わせ…℡075-861-7444(テレホンサービス)

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