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藤倉善郎ジャーナリスト

1974年、東京都生まれ。カルト問題を20年以上にわたり取材。2009年にニュースサイト「やや日刊カルト新聞」を創刊し、総裁就任。著書に「『カルト宗教』取材したらこうだった」など。「徹底検証 日本の右傾化」(塚田穂高編著)、「だから知ってほしい『宗教2世』問題」などの共著も多数。

宇宙人が大好きなフリーセックス教団の「合宿」で見た異様な光景

公開日: 更新日:

 ラエリアンは、ラエルの前に現れたUFOに描かれていたとするデザインを団体のマークにしている。ナチスのかぎ十字と、ナチスが弾圧したユダヤ教の象徴である六芒星(ダビデの星)を組み合わせたものだ。

■ワクチン接種の中止を求める活動も

 今も教団は存在し、新型コロナのワクチンとマスク着用を批判。日本でも行政に対して、ワクチン接種の中止を求める申し入れなどを行っている。彼らがSNSに投稿した写真を見ると、行政担当者に申し入れ書を手渡す信者の胸に、かぎ十字とダビデの星のペンダントが見える。

 ラエリアンは、宇宙人を迎えるための大使館建設も活動目的としている。候補地は、よりによってユダヤ人国家のイスラエル。いちいち無関係の人々を戸惑わせるようなまねをする団体だ。 (敬称略=つづく)

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