周来友
著者のコラム一覧
周来友ジャーナリスト、タレント

1963年、中国生まれ。87年に私費留学生として来日、95年に東京学芸大学大学院卒業。週刊誌上で中国事情について執筆するほか、情報番組やバラエティー番組にも出演。通訳・翻訳の派遣会社を経営する傍ら、ジャーナリスト、タレント、ユーチューバー(「地球ジャーナル ゆあチャン」)としても活動。

中国人泥棒は日本社会に一大センセーションを巻き起こしたが、GDP逆転でピタリと減った

公開日: 更新日:

 10年間、民間の司法通訳人として手掛けたのは万引・窃盗などの軽犯罪、強盗・殺人などの凶悪犯罪、偽装結婚などの詐欺犯罪、旅券・外登証偽造などの知能犯罪など多種多様。この仕事に就くきっかけにもなった違法風俗の犯罪もある。中でも、一番多いのは万引、空き巣などの窃盗、つまり泥棒である。

 最近では、不良ベトナム人による鶏や豚などの家畜泥棒、ブドウやリンゴなどの果物泥棒が多発。ベトナム人の実習生や留学生がコロナ禍で生活苦に陥り、店先で万引をしたり、農家で窃盗をしたりするという。堂々とSNSを使って、盗品をインターネットで販売するので、すぐに足跡がつき、検挙され逮捕される羽目になる。

 同じ泥棒でも、中国人のやり方は違う。彼らはベトナム人のように身近なところではせず、3~4人でグループをつくり、朝からワゴンで遠く離れた郊外や地方都市に行き、昼間は下見、暗くなってから実行に移る。当時、中国ではまだ自動車が一般に普及しておらず、庶民たちはもちろん運転免許を持っていなかった。そのため、日本人を高い日当で雇い、レンタカーを借りるしかなかったが、日本人が車を運転することで、警察の検問も難なく通過できる。ターゲットは街のメガネ屋やドラッグストアなどで、一瞬で店の品を根こそぎ盗んでいくのだ。

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