13歳の娘に性的暴行を加えた男を射殺した父親の罪は…米アーカンソー州での事件に異例の判断
米アーカンソー州で、娘に性的暴行を加えた男を射殺した父親が殺人罪に問われていたが、裁判所が訴追を取り消す異例の判断を下した。
訴追されていたのはロノーク郡に住むアーロン・スペンサーさん(37=写真=本人のフェイスブックから)。一昨年10月8日、当時13歳の娘を性的暴行した疑いで起訴され、保釈中だったマイケル・フォスラー被告(当時67)を射殺した。
その日、スペンサーさんは娘が行方不明になっていることに気づき、その後、娘が乗ったフォスラーの車を発見した。すぐに車を追跡し、高速道路で幅寄せして停車させ、フォスラーが降車したところを拳銃で射殺。すぐに緊急通報し、発砲の事実を報告した。
検察は故意の殺人だったとしてスペンサーさんを第2級殺人罪で起訴。一方、弁護側は娘を守るための行動だったと主張し、無罪を訴えていた。
ところが裁判直前になって、捜査当局が発砲前後の状況が写っていた可能性があるドライブレコーダー映像(メモリーカード)を紛失していたことが判明。裁判所は6月4日、当局の過失を「極めて重大」と判断し、訴追を棄却した。
この事件は全米で大きな議論を呼んだ。「父親が娘を守った」とスペンサーさんを支持する声がある一方、私的制裁を容認すべきではないとの意見も出ていた。

















