上場企業の粉飾会計が過去最多…背景に現場へのノルマ圧力

公開日: 更新日:

 東芝が2016年3月期決算予想を、過去最大の7100億円の連結最終赤字に下方修正した。“粉飾決算”の代償はとてつもなく大きかったが、実は東芝に限らず、こうした“怪しい”決算を明らかにする上場企業が増えていることが分かった。

 東京商工リサーチによれば、2015年度に「不適切な会計・経理」を開示した企業は43件(2月9日まで)。07年4月の調査開始以来、年度ベースでの最多記録を更新した。そのうえ、不適切な内容も「経理処理の間違い」などの単純ミスより「粉飾」の方が多く、全体の4割以上を占め、最多だった。

 見過ごせないのは、東証1部上場企業が20件とダントツだったことだ。東証2部が8件、ジャスダックほかが15件。以前は新興企業の不慣れな経理担当者のミスが目立ったが、ここへきて、大手企業の“確信犯”が急増しているのである。背景には、どうやら厳しいノルマ達成を求める経営側のプレッシャー強化がありそうだ。東芝の不正会計の温床となった“魔の言葉”「チャレンジ」が他の企業でも横行しているようなのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    福原愛にも不倫報道!徹子の部屋での異変と台湾の家庭事情

  2. 2

    原巨人トレード放出“次の大物”は?田口麗斗電撃移籍の波紋

  3. 3

    G戸郷“実室2年目”ジンクス打破の予兆 桑田指導にモノ申す

  4. 4

    脚本に酷評続々「ウチ彼」…唯一救いは岡田健史の存在感

  5. 5

    日本の民主主義にとって百害あって一利なしの内閣広報官

  6. 6

    中学受験始まる新4年生「塾でつまずき出す」のが5月の理由

  7. 7

    小池知事「全国知事会コロナ対策会議」5回連続欠席のナゼ

  8. 8

    150人が殺到 久美子氏の誕生日「晴れ舞台」で迫られた弁明

  9. 9

    ビールかけで転倒し尻に瓶刺さり流血…10針縫って二次会へ

  10. 10

    巨人「田口↔広岡」トレードの背景に坂本勇人の後継者問題

もっと見る