有森隆
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有森隆ジャーナリスト

30年余、全国紙で経済記者。豊富な人脈を生かし取材・執筆中。「『ゴーン神話(マジック)』の終焉 日産を覆う不安の正体」(「月刊現代」2006年12月号)、「C・ゴーン『植民地・日産』の次の獲物(ターゲット)」(同09年1月号)などを執筆。「日産 独裁経営と権力抗争の末路――ゴーン・石原・川又・塩路の汚れた系譜」(さくら舎)を3月に上梓。

千代田化工建設<下>得意分野のLNGプラント建設でつまづく

公開日: 更新日:

 プラント(エンジニアリング)企業は、世界各国・地域をまたにかけ、石油精製や化学製品などの巨大な生産設備を造る。千代田化工建設は日揮、東洋エンジニアリングとともにプラント“ご三家”だ。技術難易度の高いLNGプラントを建設できるのは、世界でも千代田化工と日揮、フランスのテクニップ、米ベクテルの4社に限られる。LNGプラントは天然ガスをマイナス160度に冷却して液化する。だから、千代田化工は「日本の宝」なのだ。

 旧三菱石油の工事部門が発祥の千代田化工の設立は1948年1月。70年代に中東で最初のLNGプラントを建設以来、世界各地で実績を重ね、世界シェアは4割。LNGプラントのトップ企業になった。

 そんな高い技術を持つ千代田化工が、得意のLNGプラントでつまずいた。

 巨額損失の震源地は、米国有数のシェールガス産地、ルイジアナ州のメキシコ湾岸で建設が進む「キャメロン」LNGプロジェクト。米センプラ・エナジーが計画・運営するプロジェクトで三菱商事や三井物産が出資している。

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