小林佳樹
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小林佳樹金融ジャーナリスト

銀行・証券・保険業界などの金融界を40年近く取材するベテラン記者。政界・官界・民間企業のトライアングルを取材の基盤にしている。神出鬼没が身上で、親密な政治家からは「服部半蔵」と呼ばれている。本人はアカデミックな「マクロ経済」を論じたいのだが、周囲から期待されているのはディープな「裏話」であることに悩んで40年が経過してしまった。アナリスト崩れである。

日産・ホンダが統合? 政府主導で公的資金投入のシナリオ

公開日: 更新日:

 英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は16日、日本政府関係者が昨年末に日産自動車とホンダの経営統合を模索していたと報じた。報道によると、統合は2019年末に政府関係者から両社へ提案されたが、ホンダは日産とルノーとの複雑な資本関係を理由に反対。日産も日仏連合の再建を軌道に乗せることに注力していると拒否した。統合案は両社の取締役会で検討されることなく、立ち消えになったという。

 しかし、日産については、18年11月に日産、ルノー両社の会長だったカルロス・ゴーン被告が逮捕されると、日仏間で主導権争いが表面化。19年にはルノーは筆頭株主(16%出資)である仏政府の意向を受け、日産に統合を打診した経緯がある。

 一方、日産側も経営の独立を維持すべく日本政府に働きかけてきた。ルノーは日産株の43%を保有しており、「常にルノーにのみ込まれる圧力にさらされている」(日産関係者)ためだ。政府内にも電気自動車(EV)などの先端技術で先行する日産を外資に渡したくないとの考えがあり、政府・日産双方の思惑は一致している。

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