小沢コージ
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小沢コージ自動車ジャーナリスト

雑誌、web、ラジオ、テレビなどで活躍中の自動車ジャーナリスト。『NAVI』編集部で鍛え、『SPA!』で育ち、現在『ベストカー』『webCG』『日経電子版』『週刊プレイボーイ』『CAR SENSOR EDGE』『MONOMAX』『carview』など連載多数。TBSラジオ『週刊自動車批評 小沢コージのカーグルメ』パーソナリティー。著書に『クルマ界のすごい12人』(新潮新書)、『車の運転が怖い人のためのドライブ上達読本』(宝島社)、『つながる心 ひとりじゃない、チームだから戦えた 27人のトビウオジャパン』(集英社)など。愛車はBMWミニとホンダN-BOXと、一時ロールスロイス。趣味はサッカーとスキーとテニス。横浜市出身。

もしやドイツ超え? プジョー208は新クオリティーの欧州車

公開日: 更新日:

プジョー208(車両価格¥2,599,000/税込み~)

 長らく日本で評価の高い欧州車と言えば定番フォルクスワーゲンはもちろん、メルセデスにBMW、アウディなどドイツプレミアム勢。しかし、その評価も一部は覆されつつあるかもしれない。いま秘かに質感を増しているフランスのプジョーだ。

 同社は90年代に日本でも大ヒットしたコンパクトハッチバックのプジョー206などで有名。だがキュートな丸型ボディーと、キビキビしていつつ癒やし系の味わいを持つ走りが売りで、その反面インテリアはドイツ車はもちろん、一部日本車にも見劣りする部分があった。ところが最新コンパクトの2代目208だがこれが凄くいいのだ。

 芯にしっかり感を備えつつも新世代フランス車らしいしなやかな走り味と、明らかにドイツ勢を凌駕するインテリアクオリティーを持つのだ。

ダッシュボード上面がソフトパッド!

 ボディーサイズは全長4095×全幅1745×全高1465mmと、ライバルたるVWポロとほとんど同サイズ。エンジンは208が100psの1.2ℓ直3ターボで、ポロが95psの1ℓ直3ターボで、トルクは208が上だが、言うほど差はない。

 だが問題はインテリアだ。ポロは一部ボディー同色の樹脂パネルを使い、ポップに見せつつも全面ハード素材で高級感は薄め。

 一方、208で今回試乗したお買い得グレード「アリュール」はダッシュボード上面が全面ソフトパッドで、その下に張られたカーボン調パネルもソフト素材。見た目のツヤ感や質感も208の方が間違いなくいい。かたや室内ユーティリティーに関しては、リアシートは若干ポロの方が広そうだし、ラゲッジもポロが351ℓもあるのに208は264ℓと若干負ける。

 しかし新型208は、見た目的にかつてのずんぐりむっくりした印象を捨て、牙風のワイルドなLEDラインを含むヘッドランプを備えたし、先進安全のアダプティブクルーズコントロールやエレクトリックパーキングブレーキ、ヒルスタートアシスト、ワイドバックアイカメラ、衝突軽減ブレーキ、レーンポジショニングアシスト、レーンキープアシストをアリュールは標準装備。

 ついでにLEDヘッドライト&リヤコンビネーションランプやスーパーティンテッドガラス、オートエアコン、スマートキー、エンジンスタートボタンなども備えて、オマケに試乗したお買い得グレード「アリュール」はほぼ260万円と、かなりお買い得。

 比べるとVWポロは現在限定仕様が265万円から。装備は同等、広さは同等以上だが、質感では208に負けつつある。

 もちろん総合力で比べると判断は難しいが、特にインテリアはクルマに乗るとずっと触れあう部分。合う合わないがある。

 マジメな話、今VWを考えている方。同クラスのプジョーや兄弟ブランド、シトロエンと比べて見ることをオススメする。特にインテリアを自ら手で触って確かめて欲しい。

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