重道武司
著者のコラム一覧
重道武司経済ジャーナリスト

1957年鳥取県倉吉市生まれ。84年フジサンケイグループ傘下の経済紙「日本工業新聞」(現フジサンケイビジネスアイ)の記者となり、千葉支局を振出しに鉄鋼、自動車、総合電機、財界、金融、エネルギー(電力・石油・ガス)などの業界を担当。2000年外資系通信社に転じた後、02年からフリーに。得意分野は通信社時代を含めて在籍足掛け7年にも及んだ日銀記者クラブ時代に人脈を培った金融。自動車業界にも強い。

製糖大手大再編の幕開け 三井系と三菱系が4月に経営統合へ

公開日: 更新日:

 製糖業界で系列を超えた再編が幕を開けた。業界首位で三井物産系の三井製糖と三菱商事全額出資で4位の大日本明治製糖が来年4月1日の経営統合で最終合意。統合後、明治ホールディングス(HD)が筆頭株主で2位・日本甜菜製糖との間で資本業務提携も協議する。砂糖の国内消費が減り続ける中、大手が手を組んで事業基盤の強化につなげる。

 経営統合に当たっては三井製糖が持ち株会社(商号・DM三井製糖HD)に移行したうえで株式交換、傘下に新設する事業子会社と大日本明治をぶら下げる形を採る。三菱商事は持ち株会社に20%出資する2位株主となる見込みだ。

 三井製糖は20年3月期の売上高1138億円、大日本明治は338億円。統合が実現すれば売上高は単純合算で1500億円に迫り、国内シェアは約4割に上昇、2位以下を大きく突き放す。


 一方、日本甜菜製糖との資本業務提携の内容は今後詰めるが、発行株の10%前後を持ち合う方向で検討を進めるとみられる。日本甜菜に対する統合会社の持ち株比率は現在10%弱を握る明治HDを上回る可能性もあり、「系列色の塗り替えも視野に入る」(事情通)。

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